日本歯科大学 新潟短期大学

就職

卒業生の活躍

先輩からのメッセージ

後輩のみなさんへ─夢を叶えた先輩が今、伝えたいこと

国家資格に合格し、歯科医療の現場に進んでいった多くの先輩が学生時代のこと、歯科衛生士となってあらためて感じる想いを寄せています。

歯科衛生学科 卒業生

患者さんに「優しく、丁寧」を心がけて

pic_success01.jpg

第25回生・平成22年3月卒業 新潟市 総合病院勤務

私は2人の子どもを持つ母親の歯科衛生士です。国家資格を持つ職種なので、下の子を出産後に資格を活かしてまた歯科衛生士として復帰しました。子どもの患者さんが来たら自分の子育ての経験を活かして優しく楽しく接するようにしています。また、母親の皆さんには子どもの歯磨きの仕方を中心にアドバイスするように心がけています。患者さんに優しく丁寧な対応と説明をして納得してもらってから処置をするようにしています。

歯科衛生士という職種は利点が多くあります。歯科医院は、日曜日や祝日が休みであることが多いし、国家資格があるので一生を通して続けられる仕事です。女性はライフスタイルが変化する事が多いので、長く続ける事ができるこの仕事を選択して本当に良かったと思っています。母親としても歯科衛生士としても充実した毎日を過ごしています。

生涯現役歯科衛生士をモットーに

pic_success02.jpg

第17回生・平成13年3月卒業  新潟県 介護老人保健施設勤務

ご縁があって9年程前から介護老人保健施設に勤めています。

仕事は主に胃瘻で寝たきりの入所者や認知症専門棟・一般棟の入所者など約150名の口腔ケア、職員の指導等に携わっています。最近では、「終末期の口腔ケア」に携わることも増えてきました。最後まで「口から食べる」ことを支援すること、苦痛のない口腔ケアをするにはどうしたら良いか、試行錯誤の日々です。

プライベートでは3人兄弟の子育て中です。上の子どもたちは野球をやっており、週末は練習や大会に応援に行くことが楽しみです。私自身もママさん野球の大会に向けて、練習に励んでおります。

将来的には、在宅訪問診療の現場で働きたい夢もあり、「生涯現役歯科衛生士」をモットーに奮闘中です。

専攻科 修了生

みんなに支えられた充実の1年間

pic_success03.jpg

令和3年3月 専攻科 歯科衛生学専攻修了

短期大学では歯科衛生士としての基礎となる多くのことを学びましたが、さらに知識や技術面での学びを深めたいと考え専攻科に進学しました。

専攻科での1年は楽しくあっという間で、先生方や仲間に支えていただき乗り越えられたことも多く感謝しています。論文の作成は完成まで大変でしたが、興味を持ったテーマについて深く知ることや発見は楽しく、作成する過程で多くのことを学びました。

他にも教育実習や小学校での指導、歯科衛生士として臨む病院実習など印象に残ることは多く、とても充実した毎日を過ごすことができました。専攻科では、これらのさまざまな学びのほか今後歯科衛生士として仕事をしていくうえで、どのように学び問題を解決していくかという力がついたと感じています。これからも、思いやりの気持ちを大切に患者さんの健康の役に立てるよう日々努力していきたいです。

要介護者を支えていくために

pic_success04.jpg

令和3年4月 専攻科 在宅歯科医療学専攻入学

祖父を誤嚥性肺炎が原因で亡くし、「口腔ケアの重要性」について興味を持つようになりました。そして、口腔ケアについて専門的に学び、多くの患者さんの誤嚥性肺炎のリスクを軽減するために在宅医療学専攻への進学を希望しました。

専攻科では、「多職種連携」について学びました。歯科衛生士は単に口の中を診るだけではありません。歯科治療をスムーズに効率よく進行していくには歯科衛生士の対応力や歯科医師とのチークワーク、多職種と連携し信頼関係を構築することが重要であることを学びました。

専攻科では、歯科衛生士である私にとって多くの患者さんの口腔ケアを実施できたこと、感謝の言葉をいただけたことはとても励みになり、充実した一年間を過ごすことができました。将来は今後、多くの患者さんが在宅歯科医療を受診できるような医療体制に向け、歯科衛生士として貢献していきたいと思っています。

「多職種連携」に挑み大きく成長した1年

pic_success05.jpg

令和2年3月 専攻科 がん関連口腔ケア学専攻修了

歯科衛生学科時代の病院実習で「周術期における口腔ケア」に関心を持ち、専門的知識や技術を身につけたいと思い、専攻科がん関連口腔ケア学専攻に進学しました。

新卒で専攻科に進学したため苦労することもありましたが、 1年間で多くのことを経験させていただきました。がん患者さんの術前、術中、術後の「周術期の口腔ケア」を行うには技術だけでなく、患者さんの全身状態や治療内容、服薬状況などを把握することの大切さを学びました。

また、がん専門の病院での実習では、医師や看護師など「多職種との連携の重要性」について深く学ぶことができ、歯科衛生士として成長できた1年でした。

今後は学んだことを活かし、さまざまなことに目を向けて多くの人の「口の健康」を守れる歯科衛生士になれるよう、頑張っていきたいと思います。