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カリキュラム

歯科基礎科目

歯科医療の基礎を徹底して学ぶ

病態病理診断学実習

病態病理診断学実習

歯科基礎系科目では、歯科医学の専門的知識をより深く追求します。
授業は、講義と実習がセットになっておこなわれ、実習では、教員の数も多く、きめ細かな指導が特徴です。
これらを通じて、これからの歯科医療人としての見識と、幅広い知識と技術の修得を目標としています。
第1学年から第3学年にかけて、3つのジャンルの種々の科目を履修します。
例えば、「口腔保健学」では、健康の概念、健康と社会・環境、予防と健康管理について学びます。
「分子生命科学」では、基礎的な分子生命科学と口腔生化学分野の講義と実習を中心に学びます。
「材料科学・歯科技術工学」では、歯科材料の使用工程と基本的な取り扱い方法や歯科修復や治療に使用される材料について基本的使用方法を修得します。

基礎口腔保健学

基礎口腔保健学

感染微生物学

感染微生物学

ファンダメンタルスキル実習Ⅰ

ファンダメンタルスキル実習Ⅰ

1学年

  • 医学概論・歯科医学史
    歯科学生または将来歯科医師として知っておくべきこと、知っておかなければならないこと等、医学・歯科医学における歴史と概論に関する一般常識を修得する。
  • ファンダメンタルスキル実習Ⅰ・Ⅱ
    I:コミュニケーション能力および指導力の高い歯科医師となるために、コーチング法を通じて基本的コミュニケーションスキルを身につける。
    II:歯科医療に要求される精密な手技を確実に行うために、物造りで行う基本的な手指の使い方を理解し、正確な作業を行うための基本技能を身につける。
  • ヒトの一生
    歯科医学は医学の一領域ということを理解するために、ヒトが発生・成長し、死に至るまでの身体的変化を生物学的視点から理解する。
    母体および新生児から高齢者へ至るまでの生涯にわたり歯科医療を提供するために、ヒトが発生・成長し、死に至るまでの一生を生物学的視点から理解する。
  • 臨床から振り返る基礎学
    歯科大学学生として理想とする歯科医師像をイメージし将来目標をたてるために,基礎系教科で学ぶ知識が歯科医師になった時に臨床の現場でどのように活用されているかを認識し,臨床歯科医学に必要な生命科学を歯科基礎医学,生物学,物理学および化学の視点から理解する。
  • 健康科学
    歯科医師となる学生が健康の意義を理解し、日常生活を通じて健康的な行動を身につける。
  • 材料科学
    歯科で使用される材料の物性を理解するための基礎科学を修得する。

2学年

  • 生化学、基礎歯科医学補講Ⅰ
    基礎医学を理解するために、生体を構成する物質のうち、タンパク質、糖質および脂質について化学的・物理的性質および代謝調節機序を学び、分子レベルで生命現象を理解し、遺伝子の構造と機能、遺伝の基本的機序、ならびに結合組織を構成する物質と機能、骨格を形成する骨、歯の化学的・物理的性質および骨化機構を理解する。
  • 解剖学、基礎歯科医学補講Ⅰ・Ⅱ
    精密な人体の形態と構造を理解するために、各器官系別に基本的な解剖学的知識を習得する。
  • 生理学、基礎歯科医学補講Ⅱ
    臨床歯科医学を理解するために、神経系、筋、感覚等の動物的機能の正常な働きとメカニズムを修得する。
  • 感染微生物学、基礎歯科医学補講Ⅰ
    感染症に対応する歯科医師となるために、微生物の種類と特性、感染症の成立・進展・転帰・対処方法を理解する。
  • 健康科学
    歯科医師となる学生が健康の意義を理解し、日常生活を通じて健康的な行動を身につける。
  • 口腔解剖学
    歯と歯列の形態と特徴を理解するために、各永久歯と乳歯の形態と変異および歯列の形態についての基礎知識を身につける。
  • 口腔解剖学実習
    歯と骨格の形態を立体的に理解するために、歯型彫刻、骨格標本の観察等をとおして、基本的知識・技能を身につける。
  • 発生学
    頭頸部・心臓・脈管系の形態形成,発生を理解するために,人体の基本的な発生学的知識を身につける。
  • 人類学
    歯科医師として必要な基礎的な人体構造の理解を深めるために,人類進化の流れをつかみ,どのようにしてヒトは現在ある姿になったのかを理解する。
  • 組織学、基礎歯科医学補講Ⅰ
    生体は様々な機能を有する細胞が目的に合って集合したものであることを理解するために、組織・器官の概念、構造および機能を修得する。
  • 薬物療法学
    適正な薬物療法を実践するために、生体と薬物の相互作用を学び、薬物治療の基本原理を理解する。
  • 生体機能調節学
    生体の恒常性維持(ホメオスタシス)を理解するために、中心的な役割を果たす内分泌系と神経系について、形態、機能および分子機構の面から総合的に修得する。
  • 材料科学
    歯科で使用される材料の物性を理解するための基礎科学を修得する。
  • 社会歯科入門
    歯科医師として責務を全うするために,医療倫理を構築する前に必要な倫理規範の初歩に触れ,そ の重要性を理解する。
  • 基礎口腔保健学
    健康科学、社会歯科学、環境保健学、基礎系歯科医学での知識を基本に、口腔疾患の予防と口腔機能の保持増進の意義を理解し、口腔保健を向上させるために、必要となる基本的知識と技法について修得する。
  • 解剖学実習
    人体の形態と構造を理解するために肉眼形態学的観察を通じて人体の解剖学的正常構造を修得する。
    さらに、医療従事者としての医の倫理性を身につけるために、生命の尊厳および献体者への感謝の気持ちを体得する。
  • 口腔組織学
    臨床歯科医学の理解に必要な、口腔の組織構造の基礎知識を修得する。
  • 病理学
    治療前・後の患者の病態を正確に把握するために、口腔・顎・顔面領域の歯科疾患について、全身と関連づけ総論として一般病理学的に生体の破壊と修復の基本的仕組みを理解する。
  • 歯科薬物療法学
    臨床において薬物療法を実践するために、歯科治療で使用される薬物の薬理作用を理解し、歯科薬物療法における適正使用を修得する。
  • 歯科理工学
    歯科材料を適切に選択し、取り扱うことのできる歯科医師となるために、各種歯科材料の種類と用途、基本組成、構造、性質を把握し、適正な材料の選択基準ならびに取扱い方法を理解し、歯科修復や治療に使用される材料について種類、用途、成分、構造、性質、ならびに基本的使用方法を修得する。
  • 歯科理工学実習
    歯科材料を適切に取り扱うことのできる歯科医師となるために、歯科材料の使用工程と基本的な取扱い方法を修得するとともに、各種歯科材料の種類、使用条件による物性の変化を理解する。
  • 医療統計学
    公衆衛生や口腔保健など、広く保健・医療を学ぶ上で必要となる疫学調査に関する基礎を学ぶため疫学的データの特徴や、企画・調査から集計・分析に至る流れを理解し、得られた情報の取り扱いや解釈、応用の技法について修得する。
  • 唾液と唾液腺
    歯科医学と臨床歯科学を深く理解するために、唾液と唾液腺に関する基本的な重要事項を総合的に修得する。
  • 口腔生化学
    生命現象を分子レベルで説明できるようにするための基本として,遺伝子の構造と機能,遺伝の基本的機序を学習する。さらに口腔における生命現象を生化学的に説明できるようにするため,結合組織を構成する物質と機能,硬組織(骨・歯)の成分と機能,これらの調整機構を理解する。

3学年

  • 歯科理工学
    歯科材料を適切に選択し、取り扱うことのできる歯科医師となるために、各種歯科材料の種類と用途、基本組成、構造、性質を把握し、適正な材料の選択基準ならびに取扱い方法を理解し、歯科修復や治療に使用される材料について種類、用途、成分、構造、性質、ならびに基本的使用方法を修得する。
  • 分子生命科学実習
    分子生命科学や口腔生命科学研究に必要な基本的技術や臨床診断学的知識を身につけるとともに生命現象における生体物質の役割や意義を理解する。
  • 組織・口腔組織学実習
    分子生命科学や口腔生命科学研究に必要な基本的技術や臨床診断学的知識を身につけるとともに生命現象における生体物質の役割や意義を理解する。生体の微細構造をより深く理解し、また観察力を養うために、組織標本(プレパラート)を顕微鏡観察し、組織・器官の正常構造を確認する。
  • 生理学実習
    臨床歯科医学を理解するために、人体を被験者として実験を実施し、組織、器官、個体レベルでの生体の正常な生理機能の仕組みを観察・分析・理解する基礎知識・態度・技能を修得する。
  • 生体防御学
    EBMに基づく歯科医師となるために、ヒトが微生物や腫瘍に立ち向かう生体防御機構を理解する。
  • 感染微生物学・生体防御学実習
    微生物の観察・培養・検体検査を行うことにより、微生物の安全な取り扱い技術と、清潔・不潔の概念・バイオハザードへの対処法を身につける。
  • 口腔病理学
    治療前・後の患者の病態を正確に把握するために、口腔・顎・顔面領域の歯科疾患について、全身と関連づけ各論として口腔病理学的にそれらの病態・病理を理解する。
  • 歯科薬物療法学実習
    臨床において薬物療法を実践するために、歯科治療で使用される薬物の薬理作用を理解し、歯科薬物療法における適正使用を修得する。
  • 地域口腔保健学
    将来地域を主体とする口腔保健活動に参画するため、その理論と具体的な活動の計画・実践・評価についての知識を理解し、活動の基盤となる法律・組織とそれぞれの口腔保健サービスの進め方などについて必要な知識を身につける。
  • 口腔保健学実習
    社会のニーズに応える歯科医師となるために、日常の生活環境が健康におよぼす影響について理解するとともに、集団を対象とした地域保健医療に従事する歯科医師に必要とされる技術、および疫学的手法に基づく評価等についての知識を身につける。
  • 病理診断学実習
    治療前・後の患者の病態を正確に把握するために、口腔・顎・顔面領域に発現する歯科疾患について、歯科医として理解しておくべき代表的疾患の定型例について、その病態・病理を理解する。
  • 口腔腫瘍学
    口腔・顎・顔面領域に発現する腫瘍,腫瘍類似疾患や鑑別を要する疾患についてマクロ・ミクロ・ 分子病理学的に病態ならひに各種診断手技を理解する。
  • 歯科症候学演習(PBL)

4学年

  • 歯科法医学
    歯科医師にとって必要な法律的、倫理的な対応を含む法医学の重要性を理解し、臨床実務面での対応を理解する。
  • 医療倫理
    歯科医師として責務を全うするために、歯科医学研究および歯科医療における倫理の重要性を理解する。
  • 医療法律学
    歯科医師としての業務を遂行するために、歯科医師法、関連法規および患者の権利義務を理解し、歯科医師として求められる基本的な法律関係の知識と考え方を身につける。
  • 歯科医療コミュニケーション実習
    患者との良好な信頼関係を築き、また円滑なチーム医療を行うために、歯科医療上の種々の対人関係を理解するとともにコミュニケーションに必要な基本的知識、態度、技能を身につける。
  • 医療情報・医療管理学
    医療機関の開設者または管理者となるために、医療システム、健康保険・介護福祉制度、医療経済・医療政策、危機管理(リスクマネージメント)の基本事項を理解する。
  • 歯科薬剤学
    歯科臨床において医薬品を有効かつ安全に使用するために、歯科医師として必要な医薬品に関する薬学的、薬剤学的知識を身につける。