日本歯科大学 新潟生命歯学部

学生国際交流

第25回姉妹校交換学生滞在記

本学の姉妹校交換学生制度は,姉妹校等の訪問と研修を通じて国際交流への啓発と国際的視野の涵養を図ることを目的として,1986年(昭和61年)に始まりました。毎年,春に姉妹校であるアメリカ・ワシントン大学(UW)およびカナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)を本学の歯学部と新潟生命歯学部の5年生から選ばれた6名の学生が訪問し,夏にUBCからの訪問学生を受け入れることで相互に研修と親睦を図る本学独自の教育システムです。

今年は3月9日から23日までの日程で,学生たちと私は UWとUBCを訪問しました。シアトルへの到着は朝でしたので,宿泊先のホテルへ荷物を預けて,そのままシアトル市内を見て回りました。学生たちは,疲れなど全く感じていないかのように意気揚々としていました。3月10日の午前2時,デイライト・セービング・タイムの切り替わりは学生たちにとって良い経験であったと思います。時計の針を1時間進め忘れた数名が10日朝の集合時間に遅れたりもしましたが,それもまた楽しい思い出でしょう。シアトルでは,UW歯学部を訪問しました。副学部長であるChan教授の案内で,学生実習室,診療室,中央滅菌室を見学しました。さらに,UWキャンパス内の見どころとして,桜の木がある公園,歴史的建造物である図書館等を紹介して頂きました。3月12日,シアトルから空路でバンクーバーへ向かいました。バンクーバー空港では,UBC国際交流プログラム責任者のShah先生,そして同プログラムメンバー(UBCメンバー)の教員と学生たちが出迎えてくれました。バンクーバー滞在中は,UBCメンバーの自宅にホームステイをさせて頂きました。ホームステイ先ではUBCメンバーとその家族から暖かく心のこもったもてなしを受け,交流を深めることができました。UBC歯学部の研修プログラムでは,病理学と歯科矯正学の講義に参加し,歯学部附属病院で学部2年生と3年生の臨床基礎実習や診療を見学するとともに,専門外来,エックス線撮影室,中央滅菌室も見学しました。さらに,バンクーバー市内で開業している先生の診療室や,市内で最大の歯科技工所も訪問しました。研修プログラム修了後の数日間は,UBCメンバーと共にバンクーバー市内の観光名所をまわりました。3月22日の朝,バンクーバー空港まで送ってくれたUBCメンバーと再会を約束して帰途につきました。「とても良い経験ができた。」,「すごく楽しかった。」,シアトルの空港で飛行機の乗り継を待ちながら,6名の学生たちは最高の笑顔で語っていました。本年の夏,7月下旬にUBCメンバーが本学両学部を訪れます。仲間たちとまた会えるその時を,待ち遠しく思っています。

今回の交換留学は,学生たちと私にとって非常に貴重な経験となりました。姉妹校交換学生プログラム実施にご尽力いただき,貴重な機会を与えて下さいました関係各位に心より御礼を申し上げます。

歯科矯正学講座 長谷川優

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UW歯学部 副学部長 Chan教授と

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UWキャンパス内にて

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バンクーバー空港到着ロビーにてUBCメンバーと

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UBC歯学部付属病院にて(1)

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UBC歯学部付属病院にて(2)

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UBC歯学部長 Shuler教授および
国際交流プログラム責任者 Shah先生と

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Grouse mountain スキー場にて