日本歯科大学新潟病院医科病院

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科とは?

耳、鼻、咽頭(いんとう)(口を開けた時に舌の奥に見える突き当たりの部分)、喉頭(こうとう)(咽頭の下、首の真ん中、のど仏の部分)、および頸部(けいぶ)の病気を取り扱う診療科です。

対象疾患と治療内容

1.耳の病気と治療

1)中耳炎
中耳炎にはいくつかのタイプがあり、互いに関連があります。

・急性中耳炎
激しい耳の痛みがあり、時に化膿して鼓膜が破れ、耳だれが出ます。薬物治療、時に鼓膜切開を行います。
・滲出性中耳炎
中耳腔内に液体がたまっている状態です。乳幼児に多く、痛みはほとんどありません。鼻やのどの炎症をおさえる処置や薬物治療を行います。時に鼓膜切開や鼓膜に小さなチューブを入れることもあります。
・慢性中耳炎
鼓膜に穴が開き、時々耳だれが流れる状態です。最近は少なくなりました。
・真珠腫性中耳炎
滲出性中耳炎から移行するといわれており、難聴、耳だれ、耳痛が主な症状で、多くは手術を必要とします。

2)難聴、めまい
中耳の奥にある内耳の障害によっても難聴やめまいが生じます。急に聞こえが悪くなる突発性難聴や、めまい、難聴、耳鳴りを繰り返すメニエル病などで、早期の治療が必要です。

2.鼻の病気と治療

1)アレルギー性鼻炎
過敏反応による鼻炎で、ホコリや花粉が原因となります。くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状です。根本的に治すことは難しいですが、最近は新薬が次々と開発されています。

2)副鼻腔炎(ふくびくうえん)
副鼻腔(鼻のまわりにある骨に囲まれた空洞)は鼻とつながっています。鼻の炎症が副鼻腔まで波及した状態が副鼻腔炎です。症状は粘液状あるいは膿性の鼻水と鼻づまりです。むし歯が原因となることもあります。薬物治療を行いますが、時に手術が必要になります。

3.咽頭、喉頭の病気と治療

1)扁桃炎(へんとうえん)
咽頭の両脇にふくれて見えるのが口蓋(こうがい)扁桃で、一般には「へんとうせん」と呼ばれています。この口蓋扁桃に細菌が入り込み炎症をおこすと扁桃炎になります。高熱と激しいノドの痛みのために食事ができないくらいになることもあります。まず薬物治療を行いますが、頻繁に炎症を繰り返す場合は手術を行います。

2)声帯ポリープ、他
声の使い過ぎのために声帯にできるイボのようなもので、声がかすれます。声を使い過ぎないように注意することで自然に消失することもありますが、ポリープが大きく、声のかすれが強い場合は手術を行います。その他、声のかすれは声帯の腫瘍など(喉頭癌など)でも出現します。

診療医師紹介

五十嵐 文雄(いからし ふみお)
役職:耳鼻科咽喉科学教授
卒業年次:昭和53年卒
認定資格等:
  日本耳鼻咽喉科学会/認定専門医

森 香織(もり かおり)
役職:助教
卒業年次:平成23年卒
認定資格等: