日本歯科大学 新潟生命歯学部

地域の方へ

オギノ通り祭

「第4回オギノ通り祭」に参加して

本学新潟病院は、平成25年10月20日(日)に開催された西寄居町町内会主催の「第4回オギノ通り祭」に参加させていただきました。当院では、ボランティアの歯科医師、歯科衛生士、臨床研修歯科医師を中心に、歯科相談と歯みがき指導、細菌カウンターという機械を使った口の中の細菌数チェックを行いました。

当日はあいにくの天気でしたが、それでも町内会の方たちは元気いっぱいに祭を盛り上げておられました。私たちのテントにも50名を超える参加者に訪れていただき、地域の方々の口の健康に対する意識の高さに驚きました。
 
歯みがき相談ではご自身の歯磨きの相談よりも、お子様の歯磨き方法や虫歯予防に関する質問、要介護者の「口腔ケア」に関する悩みが多かったようです。歯科衛生士が口の模型や様々な形の歯ブラシを使って説明いたしました。
 
細菌カウンターは綿棒で舌を拭って機械にセットして60秒程度で細菌数を測定する機械です。歯周病や虫歯の原因菌の種類は分かりませんが、歯みがきの状態を簡単に調べ、歯みがきの回数や上手く磨けているかをチェックすることができます。小さなお子様からお年寄りまで、虫歯や歯周病、肺炎などのリスクについて説明させていただきました。測定結果の良し悪しに係らず、口の健康に関心を持っていただく良いきっかけとなったことと存じます。
 
祭では他にも栄養教室やフリーマーケット、餅つき大会やJazzライブなど、町内会ならではの様々なイベントが行われており、地域の方々と楽しく交流することができました。

オギノ通り祭 写真 オギノ通り祭 写真

オギノ式〉につながる排卵荻野学説を提唱した荻野久作博士にちなんで自宅前の通りが「オギノ通り」と名付けられました。竹山病院院長を務め、新潟市の名誉市民となられた博士の功績を語り継いでいこうと町内会でこの祭りは企画され今年で4回目となりました。ちなみにオギノ式は、本来不妊治療を目的として研究されたものであり、荻野博士自身は逆の使われ方をしていることに心を痛めておられたそうです。